「原始反射」統合メニュー 

①ブレインジム ②リズミックムーブメント  ③頭蓋骨調整 ④ダブルドゥードゥル


「原始反射」という言葉をご存知ですか?赤ちゃんは、生まれたての頃からいろいろなことができます。例えば、おっぱいを加えて母乳を飲んだり、指で赤ちゃんの手のひらに触れるとキュッと握ったりします。こうした動きは「原始反射」と呼ばれており、特定の刺激に対する反射として、赤ちゃんの意思とは関係なく起こります。

 

動物に比べて、人間の赤ちゃんには成長段階が明確にあります。つまり、生まれた時は目がほとんど見えず、自分の意思で手足を動かすこともままなりませんし、泣く以外の方法で気持ちを表現することもできません。でも、そんな赤ちゃんが、胎外の環境に適応できるように備わっているのが、原始反射です。例えば、生まれたての赤ちゃんは、自力で乳首を探し当て、吸い付いて、母乳やミルクを飲む・・これは、「哺乳反射」という原始反射が備わっているためなのです。学習をしていなくても、唇やその近くに触れた物に吸い付き、母乳やミルクを飲むことができます。

 

原始反射は、運動機能が未熟な状態で生まれてくる赤ちゃんが、胎外の環境に適応して生きていくために必要な機能です。原始反射は、健常な赤ちゃんが持って生まれてくる機能であり、原始反射の有無や強弱、出現の仕方を見ることで、障害の有無や症状の程度、運動機能の特徴を評価することができます。例えば、原始反射が消失するはずの時期を過ぎても残る場合、脳性麻痺、脳の損傷や成熟の遅れがある可能性があります。また逆に、反射が弱い場合も何らかの障がいが関わっている場合があります。

 

原始反射には多くの種類があり、いつ頃出現していつ頃消失する(=統合される)かという、目安があります。さまざまな原始反射の種類があり、大人になっても、原始反射の残存を所有している方はいらっしゃいます。その程度によっては、力を発揮しにくくなることもあります。たとえば、私(チーム・アドベンチャー代表 安藤晶子)の場合ですが、最近まで、バビンスキー反射というものを持っていました。

 

 

そのため、砂浜など足に粒々があたる場所、プールサイドなどべたべたした場所を歩くのが苦手でした。バビンスキー反射というのは、尖った物で、赤ちゃんの足の裏をこすると、足の親指が足の甲側に曲がり親指以外の指が外側に開く原始反射です。そして、消失時期は1歳から2歳にかけて、が一般的です。しかし、私の足は、大人になっても原始反射の統合ができておらず、日常生活でのストレスを経験していたのです。


原始反射の統合に使っているもの

チーム・伝では、原始反射の統合を、潜在意識の情報(身体の反応)を頼りに、「動き」と「遊び」そして「頭蓋骨調整」などで調整しています。子供にも大人にも使っていただける内容です。個人セッションでは、特定の原始反射の統合を目指して、というよりも、全体のバランスを見ながら統合すると本人の力になるものを探す、あるいは、こんなに困ったことがあってどうにかしたい、というご要望にお答えしています。日常でできる、遊びの提案などをして、家庭で楽しんでいただくこともあります。以下、4つの施術についてご紹介いたします。

ブレインジム

 

ブレインジムは、脳の活性に効果的な動きで、26種類あります。頑張ることなく、楽しみながら統合を促してくれます。簡単な動きばかりですが、個人ごとに統合に必要な動きがあります、チーム・伝では、それを調べて、必要な動きを必要なだけ行っていただきます。

ブレインジムの詳細は、ブレインジムのホームページをご覧ください。

②リズミックムーブメント

 

30年にわたり、発達における動きの役割を研究した、ハーラルド医師(スウェーデン)によりまとめられたリズミックムーブメントトレーニング(BRMT)は、赤ちゃんに生まれつき備わっているリズミカルな動きを基にしています。医師のクリニックでは、ADHDと、統合失調症の大人に多大な恩恵が見られたとのことです。

③頭蓋骨調整

 

優しいタッチで頭蓋骨に触れ、統合を促すのが、頭蓋骨調整です。頭蓋骨の緊張を解き、脳脊髄液の流れを良くしていきます。ふだん緊張を強いられている方に、何ともいえないリラックス感が喜んでいただけています。通常の個人セッションにも使うことがあります。

④ダブルドゥードゥル・プレイ

 

ダブルドゥードゥルはブレインジムの動きの一つで、両手を使って、左右対称の動きをしていただくものです。素手もしくは何かの道具を使い、絵を描くこともできます。普段使わない側の機能を動かし、脳の統合を図ります。全身を使って動くこともできます。制限されない自由な動きは、大人にも子供にも、思わぬ変容をもたらします。

 

「ダブルドゥードゥル・プレイ公式講座」にご興味の方は、お知らせください。人数が集まれば、講座開催が可能です。ご希望の方はこちら